プレートマークを作る

プレートマークを作る道具

プレス機の圧がかかった時に紙が破れたり、フェルトを傷つけたりしないように、銅版の縁を削ります。この削られた縁を「プレートマーク」と言います。プレートマークがついた版も売られています。

この作業は描画前でも後でも良いですが、腐食の過程で傷つくことがあります。試し刷りの時に紙が傷つかない程度に削っておき、最後にプレートマークを仕上げるのが良いと思います。

プレートマークを作るための道具

・鉄ヤスリ
・サンドペーパー
・バニッシャー
・オイル

 

プレートマークを作る手順

(1)プレートマークの幅を決めて、ニードルなどで印をつけます。幅はお好みで。
(2)鉄ヤスリを斜めにして削ります。ヤスリは押す時に削れます。
(3)サンドペーパー(耐水ペーパーがおすすめです)なども使って滑らかにしていきます。裏側にまくれができている場合は削っておきます。
(4)溝があると刷る時にインクが詰まって残ってしまうので、オイルを数滴つけてバニッシャーで磨きます。

銅版の縁を削る
プレートマーク サンドペーパーで整える
プレートマーク オイルをつける
バニッシャーで仕上げる

版が小さい時は、平らなところにサンドペーパーを固定して銅板を斜めにして動かすと楽に滑らかにできます。

プレートマーク サンドペーパーで整える

厚さが0.3mmの銅版は、プレートマークを作ろうとすると曲がってしまうので、そのままで使います。

クランプなどでしっかり固定した方が、より力を入れられて早く仕上がります。

プレートマークの幅に決まりはなく、作る人の好みです。
作品によりますが、私はプレートマークがくっきりするのが嫌で、ギリギリ紙やフェルトが傷つかない、見えるか見えないか程度にしか作らないことも結構あります。

強い圧でプレスするからできる、銅版画ならではのエンボス。きれいです。

銅版画のプレートマーク